HPV。
なんの略だと思いますか?
人力駆動車のことで、Human Powered Vehicle、
おもに、「駆動力を人のちからだけで、時速何キロまで出せるかにチャレンジするための乗り物の総称」です。ちなみに、制御系はハンドリングなど電気的に制御されている部分があるものも含むようです。
なんと、
時速132kmがいまのところ(2008年9月現在)公式の最速だそうです。
Battle Mountainで記録されています。完全平地で海抜0m、1気圧、15℃、風速0m/sで換算すると、おそらくおおよそ122km/hくらいです。
空気が薄いと、空気抵抗がすくなくなるので、そのぶん速く走れやすくなります。そのため、記録としては、その場所の音速を基準に補正した値が用いられるようです。
下り坂での記録は、210km/h。
前に先導車が走っている状態、いわゆるスリップストリームありでは、268km/h。
補正された記録がゆうせんされるのは、どうやら、
デジ・マッハという賞金がかけられているためのようです。
平地を走ろうが、登ろうが、下ろうが、地球上を人力でいちばん速く走った記録、210km/hのほうが、個人的にロマンを感じるなぁと思うとか思わないとか。マウンテンバイクで山を下ったときの記録だそうです。
あたりまえですが、
シンプルなほうがわかりやすいですし。マラソンだって、幅跳びだって、100m走だって、補正はしないですしね。追い風参考記録というのはありますが。とくに幅跳びは、長らく標高の高い地点での記録が世界記録となっていたことを考えると。
個人的なロマンはいいとして。
複雑になるということは、
シンプルになっていくというのが本質ではないかと思うのです。いろいろな料理を学んで複雑さが成熟すると、調理はシンプルになります。バイオリンのテクニックが上がれば上がるほど、響きはシンプルになります。僧侶の修行で心的複雑さが増すと、説法はシンプルになります。
結局のところ、人は、複雑さを増しながら、あるいは
成熟しながらといってもいいですが、そうしながら、
一点に向かっているともいえるのではないかと思うのです。
人がいろいろな経験をして十分に成熟すれば、その人の存在は十分にシンプルなんだろうと思います。いろいろな体験をとおして成熟し、複雑さを増すには、真剣にとりくむことだと思います。なんとなく時間を埋めるように、なにかをしても、おそらく複雑さはほとんど増しません。つまり、体験としてカウントされません。
真剣に畑をたがやせば、いろんな氣づきがありますが、イヤイヤやっても、時間が過ぎるだけでしょう。結果、畑がたがやせるということは同じですが、前者は体験として成熟して葛藤のないシンプルな人生にむかいますが、後者は葛藤が増えるばかりです。
おもしろいことに、「真剣さ」も成熟していくと、行動がシンプルになります。真剣さが複雑になって成熟すればするほど、「なすべきこと」は光が差すようにシンプルになっていきます。
十分に真剣に1日を生きる。
これのくりかえし。あとは、おおむね、なにをやってもシンプルな存在に上昇しているのだと思います。シンプルな存在ということは、迷いや葛藤がない状態です。そうすると、すべての体験が貴重でハッピーな体験になります。
じゃぁ、どれくらい真剣な1日をくりかえせばいいのか。
今日1日を真剣に生きれば、明日のことは心配しなくていい。
昨日のことを憂うことはない。
明日が来たら、そのとき、また、精一杯に生きればいい。
1週間、1ヵ月、1年、10年なんて時間は必要ない。
長くとも、1日を真剣に生きればいい。
今日1日、出会った人に感謝し、慈しみ、できることがあればやり、尊敬する。
きっと、それだけで、はっぴー。
たぶん、それが、はっぴー。
1日をあますことなく真剣に生き抜いたことが人生に一度でもあったかなぁと振り返ると。。。まだまだ真剣に生きる余地はありそうです。苦しみを嘆くのも、不平不満を言うのも、悩むのも、真剣に1日を慈しんで生き抜いてからでも遅くはないようです。
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